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「・・・お前だけ野宿するか?」
「野宿!?・・・し、しかたないわね。従ってあげるわよ!」
偉そうな口調のわりにはおとなしく戻ってくるミオを見て、にやりとする。
なるほど、こうやって扱えばいいのか。
案外単純だ。
「よし、ついてこい。 」
二人を従えて一つの空き部屋に案内する。
「いいか、お前らの部屋はここだ。二人で分けて使いたいんだったらこの道具を使うといい。これを置けば勝手に部屋が半分に分けられてしかも一つのドアでそれぞれの部屋にもう一方の部屋を通らず行けるようになるから。」
ある程度説明するとナオにキューブ型の道具を渡す。
その時ミオが頬を膨らましたので、自分が持ちたかったんだろうなと思ったが無視した。
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