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「ねぇ、2人とも楽器演奏するの好き?」
課長の問いかけにゆっくりと頷くミオとナオ。
それを見た課長は嬉しそうだ。
「そっかー!私も好きだよ!最近はめっきり吹いてないけどね、クラリネット!でも、一時期音楽全般が嫌いになって、全く吹けない時があったんだ。何故なのかはまたいうべき時になったら話すけどね。」
ミオとナオをしっかり見つめて話す課長は、さらに続ける。
「でもね君たちのお父さんであり私の夫と、その妹であり私の親友が私に音楽を取り戻してくれたんだ。音楽って楽しむものなんだ!ってことも思い出せた。・・・だから私が言いたいのは・・・。」
課長がミオとナオをぎゅっと抱きしめた。
2人は驚いたような嬉しそうなような複雑な表情をしている。
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