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「課長ー・・・」
手紙を読み終わり、妙な脱力感に襲われる。
いつも迷惑かけてるし、課長の頼みごとは断れないが、せめて前日に言って欲しかった。
「大丈夫ですか?」
男の子が心配そうに俺の顔をのぞき込む。
ははっ。
大丈夫だったらこんなに冷や汗かいてない・・・
「私の面倒をみれるからってそんなにも感動にうちひしがれることないのに。」
「なっ!違っ!」
「そう?あぁ、美しい私の面倒をみるのがあなたには荷が重すぎるのね。大丈夫よ。私結構融通が利くのよ?」
そう言いながら腕を組んでいるところを見ると、まったく融通が利きそうに思わないが、父親似だなとは思う。
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