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【C】来藤述のマニフェスト!
来藤述(らいとうのべる)は考えた。
昨今のライトノベルはどれを読んでも似たり寄ったりだと。
それでいいのか、ラノベ業界。
だが、いくら不満を持ち合わせていようとも、一高校生たる彼には出版社を左右できるような発言力は持ち合わせていない。
だからこそ、来藤述は考える。
『自分がラノベの主人公だったら、こんな世界観がいい』と、とりとめのないアホみたいな妄想を。
そしてそんな妄想を引っ提げ、俺は教室の戸を開ける。その看板には「生徒会室」の文字。
俺はその生徒会室にいたクラスメイトに早速、授業中に暖めていた、ラノベへの不平不満をぶつけてみることにしたのであった。
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