【C】来藤述のマニフェスト!

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「あと、過度なサービスシーンな。何でもかんでもエロくすりゃ男が喜ぶと思ったら大間違いだぜ」 「へー、なんか意外」 「でも悲しいかな、肌色成分が多ければ多いほど売れるのが昨今の風潮…!内容のレベルなんて関係なくだ、くそっ!」 「な、なんか今までで一番熱が入ってるわね…」 「そりゃそうですよ会長!そんなポッと出のエロ漫画紛いのもんに、そういうのとは無縁に堅実にやってきた作家が負けるのは、俺は悔しいんですよ!」 「そう言われると確かに、わからなくもないわね…」 「でも、そういう体験一度はしてみたいものなんじゃないの?男の子って」 「勘弁してくれ、そんなの姉ちゃんで事足りてるよ」 「…んん?」 再び微妙な空気になる生徒会室。 「…妹だけじゃなくて、お姉さんもいたの?」 「大学生のな。風呂入ってたら酔っぱらって乱入してきたり、目が覚めたらいつの間にか俺の寝床に潜り込んでたり。妹より手がかかってしょうがないわ」 「ふ、フリーダムなお姉さんですね…」 心なしか、全員と少し心の距離が開いたように感じた。事実を言っただけなのに何故だろうか。
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