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「……花畑が見えた……」
「死に方が凍死とか笑えないぞ?しかし、また広そうな洋館だな。」
映画なんかでしか見たことはないが、予想以上に不気味なもんだな。
俺には馴染みがないからなのか。
それとも、所々にある人形やぬいぐるみが雰囲気を醸し出しているのか。
「動物のぬいぐるみにフランス人形か、日本人形なら見慣れてるんだけどな。」
「なんか不気味だよな~。さっさと探そうぜ?次は何なんだ?」
「絵画のヒントから貨幣だろうな。」
「って事は金か?」
「探すのは恐らく紙幣じゃなくて硬貨の方だからな?金貨や銀貨……何でもいいから、それらしい物を探すぞ?」
俺達はまず、一階の探索を始める。
大広間から左右に通路が存在している。
御丁寧に扉の上部には、その部屋が何なのかを示すプレートが貼られている。
〈Library Room 〉
「ライブラリー?」
「図書室だろ?入ってみるか。」
無数の書物が綺麗に保管されている。
アルファベット順に並べられた書物、小説に文献書、絵本まである。
「時間があるなら、読んでみたいけどな。」
俺達が探している物は見当たらない。
しかし、これだけの書物……興味が絶えないな。
「見てるだけで頭が痛くなってくるぜ。早く次に行こうや。」
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