27人が本棚に入れています
本棚に追加
やはりだ。
その次は3号車……つまりは俺か。
何度も夢から覚めて、最後には次で終わりだとか言われるんだよな。
でも、結末は誰も知らない。
〈くねくね〉と同じ近年の都市伝説だが、〈くねくね〉は古来から伝わる話を現代人がアレンジした話で実在する〈妖〉だが、こいつは、まったくの創作だと思っていた。
「何らかの〈念〉が〈妖〉として現れたのか?」
俺が色々考えていると、再びモニターが映し出される。
先程と殆んど同じだが、今回は乗客の目玉を〈えぐり出し〉ていた。
そして、再び血塗れのピエロと変わり果てた乗客が最後に映し出され、モニターは消える。
『次はあなたですよ~。怖がって下さい~。殺す楽しみが半減してしまいます~。』
あのピエロ、俺を殺せると思ってるのか?
だとしたら、相当バカだぞ……
『お待たせしました~。次は挽き肉~。挽き肉です~。場所は3号車です~。あなたですよ~。秋津秀人さ~ん。』
最初のコメントを投稿しよう!