2008年9月某日 不明 道化

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やはりだ。 その次は3号車……つまりは俺か。 何度も夢から覚めて、最後には次で終わりだとか言われるんだよな。 でも、結末は誰も知らない。 〈くねくね〉と同じ近年の都市伝説だが、〈くねくね〉は古来から伝わる話を現代人がアレンジした話で実在する〈妖〉だが、こいつは、まったくの創作だと思っていた。 「何らかの〈念〉が〈妖〉として現れたのか?」 俺が色々考えていると、再びモニターが映し出される。 先程と殆んど同じだが、今回は乗客の目玉を〈えぐり出し〉ていた。 そして、再び血塗れのピエロと変わり果てた乗客が最後に映し出され、モニターは消える。 『次はあなたですよ~。怖がって下さい~。殺す楽しみが半減してしまいます~。』 あのピエロ、俺を殺せると思ってるのか? だとしたら、相当バカだぞ…… 『お待たせしました~。次は挽き肉~。挽き肉です~。場所は3号車です~。あなたですよ~。秋津秀人さ~ん。』
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