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でも、大丈夫。何があってもお互いに支え合えばいい。
再び結ばれた絆は、あの頃よりもずっとずっと強い。
穏やかな心に力強さを合わせ持つ彼となら、どんな苦難も乗り越えられるだろう。
真っ直ぐな瞳とつながれた手が、あたしの心も強くしてくれるから。
鼻歌を聞きながら彼がしてくれた弾き語りを思い出す。
綺麗な声で歌ってくれたのは、全て男性目線の甘い甘いラブソング。
……ねぇナオ君。またあたしにその甘い歌声で、甘いラブソングを聴かせてもらえますか?
貴方の1番近くで、ずっと聴いていたいんだ。
だから、もうこの手を離さないでね……。
あたし達2人の恋の歌は、これから共に奏でていく。
永遠に終わらない、最高のラブソングを。
《Fin》
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