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「ねぇ、どの人?」
「ここからはちょっと……って、何であたしを巻き込むの」
「1人じゃヤなんです」
「ハイハイ……」
ここは某デパート。泉を巻き込んでまで確認したかったのは、
『北原君の年上彼女』だ。彼にしては珍しく半年以上付き合ってる、らしい。
物陰に隠れて怪しい人状態だけど、やっぱり気になる。
「でも良かった~」
こんな状態を避けたかったのか、店内を確認出来て、かつ不自然にならないところに移動する泉。
そこへ、腕を組んで寄りかかる。
「何が?」
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