第二話 「おちゃらけた謎の人物」

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「――――ぃ!」 ん?誰だよ、俺の眠りを妨げるヤツは…… ってあれ?俺死んだよな?なんで声聞こえんの? そう思った俺は、さっきまでの出来事を振り返ってみる。 ……………… あぁ確かに死んだ。 あんのクソトラックめが……← っと、話がそれた。 「ぉ――――み!!」 じゃあ、なぜ今声が聞こえる? いっそ目開けてみるか、いや怖いわ← あ、そっか ここは天国だ死後の世界だ、そっかそっか 答えも出たことだし、また眠りにつくとしy 「おい!君!!!」 「ってうるっせぇよ!!!!!!!」 まったく誰だよホントに俺の眠りを妨げるヤツは(二回目) って……目、開けちまったじゃねぇか 「まぶしっ……!」 さっきまで目を閉じて暗闇にいた俺の目には厳しい明るさだった。 「うぉ……!」 どこまでも広がる草原だった なんだよこれ 「ふぅーよかった、起きた起きた」 ていうかさっきから喋ってるコイツは誰だ。 「お前、誰だよ」 「はい?い、いきなりだね」 なんかおちゃらけた雰囲気にイラッときた 見るからにチャラ男じゃねぇかコイツ…… 「酷くない!?」 「酷くないな」 「いや酷いからね!?」 「うるせぇよ、てかなに人の心読んでんだよ」 「全部口に出してるよ!!?」 なんだよ、騒がしいヤツ…… 俺こういうタイプ嫌いだ 「今失礼なこと考えたでしょ!?」 「いや別に」 「絶対考えた!!僕の勘あたるからね!………多分」← ホント騒がしい…… なんとかコイツ黙らすことできねぇかな…… あ、いくつか聞きたいことあるから我慢するか 「それと、お前誰だ、此処は何処だ」 俺がそう聞くと、男はきょとんとした。うわうぜー…… 「あぁ……ごめんね。僕はヴェール!それと……此処はね―――――――
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