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恐怖の中で、濃厚な口づけをされ、何も考えられなくなるほどの恍惚が加奈を襲った。
シャナンの唇は首筋を這い続けていたが、少しの痛みとともに加奈の恍惚は最高潮に達した。
加奈の意識は薄らぎ、柔らかな首筋に一筋の血が流れた。
「加奈、可愛い人。あなたが私を誘惑する、生と言うしがらみから抜け出せないよう、からみ獲られる。私の本能を呼び起こさせてしまう加奈」
シャナンは寂しそうな瞳で椅子にうなだれている加奈を見つめ、柔らかな髪を撫ぜた。
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