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バイトが同じ井上には、暇があれば絢の事を聞かれていた。
その時に答えたのがデレだと言いはる。
デレってそんな意味じゃないだろ。
井上はやっぱバカだった。と二人を無視して、骨組みを解体しようと手を伸ばした時。
「悠希」
周りが静かになった。
さっきまで騒いでいた井上と中村も何も言わない。
「ゴミ捨て一緒に行かない?ついでにコンビニにも」
行かない。と言おうとしたら、背中を強く押される。
「早く行ってこいよ!ヒメちゃんからのお誘いなんて羨ましいな」
「コンビニ行くなら、飲み物よろしくー」
崇高者のテンションが上がる。
いつもより高め。
きっと昨日の酔った絢を思い出したに違いない。
「本当にお前ら変態」
少し頬を赤く染めている井上にも毒ついて絢の所に向かう。
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