俺の文化祭③

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バイトが同じ井上には、暇があれば絢の事を聞かれていた。 その時に答えたのがデレだと言いはる。 デレってそんな意味じゃないだろ。 井上はやっぱバカだった。と二人を無視して、骨組みを解体しようと手を伸ばした時。 「悠希」 周りが静かになった。 さっきまで騒いでいた井上と中村も何も言わない。 「ゴミ捨て一緒に行かない?ついでにコンビニにも」 行かない。と言おうとしたら、背中を強く押される。 「早く行ってこいよ!ヒメちゃんからのお誘いなんて羨ましいな」 「コンビニ行くなら、飲み物よろしくー」 崇高者のテンションが上がる。 いつもより高め。 きっと昨日の酔った絢を思い出したに違いない。 「本当にお前ら変態」 少し頬を赤く染めている井上にも毒ついて絢の所に向かう。
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