~桜央3年~

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優「いーやーだぁ、いーやーだぁーー! こんなのやぁーだぁーー!!(泣)」 翔「ゆ、優!他の人もいるんだから落ち着いて!(汗)」 優は手足をジタバタさせながら大声で叫ぶ その目には本当に涙が零れ落ちそうになっていた 翔「決まっちゃったのは仕方ないからさ、とにかく落ち着こ!?(汗)」 優「何で翔はそんなに冷静なの! 私たち…… クラス離れちゃったんだよ!!?(泣)」 優は昇降口全体に聞こえる声でそう言った そう、俺と優はクラスが離れてしまった 俺は3組で、優が5組 昨日からずっと心配そうにしていた分、離れたショックが多すぎて不満が爆発している 翔「そ、そりゃ俺だって嫌だよ? でもこうなっちゃった以上仕方ないでしょ?」 優の頭を優しく撫でながら慰めるが、一向に機嫌が直る気配はなかった 優「こうなったら静君に頼むしかない!!」 優は出てきそうな涙を手で拭って、走って生徒会室まで向かった 翔「ゆ、優!俺も行くよ!!」 俺も優に着いていき、生徒会室まで向かった ガラガラガラ 優「静君!お願いがあ「断る」 優がドアを開けた瞬間に言葉を発したが、静はそれを遮って答えた 優「まだ何も言ってないじゃん!!」 静「どうせニノとクラスを同じにしろって言うんだろ? それはお前らが来る前に先生に聞いてみたわ あのクラス分けだと、大森の不満が爆発するから変更してくれってな」
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