~桜央3年~

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翔「えっ、そうなの?」 静「ああ、まぁ結果はダメなんだけどなぁ……」 静は1度だけこちらを見ると、引き続き資料に目を通し始めた 優「…………」 優は先程まで騒ぎまくっていたのに、急に下を向いて黙っていた 翔「優?」 俺は優の顔を覗くと、優は…… 優「うっ……うっ、うっ…………」 優は下唇を噛みながら涙をポツリポツリと流していた 翔「ゆ、優!?大丈夫!!?(汗)」 俺は優を慰めるために、優に抱きついて背中を撫でてあげると 優「しょぉ…………」 ムギュ 優は強く抱きつき返して顔を俺の胸に隠した 静「はぁ……」 静は溜め息をつくと、資料を手に持ち生徒会室を出て行った きっと気を遣ってくれたのだろう 優「やぁだぁ……グスッ……ぜ、絶対やぁだ!」 翔「分かるよ……分かる」 俺はしばらく優のしたいままに抱きついていた
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