~桜央3年~

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なぜここに美桜ちゃんがいるのか不思議で仕方なかった 美「さ、3年生たちって雰囲気ありますね」ボソッ 翔「えっ、そうかな?」ボソッ 美桜ちゃんの問いに小さい声で返す俺 美「そうですよ! さっきから受験の話ばっかりですし(笑)」ボソッ 美桜ちゃんはそう言いながらも少しだけ笑みを浮かべていた 翔「……てかさ、誰の席に座ってんの?」ボソッ 美「えっ、誰って……「はい、それでは!」 美桜ちゃんの小さい声を大きな声が包んだ それは篠さんの声だった 篠「以上でHRを終了しますが……」 篠さんはそう言うとこちらを歩いてきて…… 美「へぇ?」 美桜ちゃんの制服の襟を掴んで少し怒りながら続けた 篠「ちょっと来なさい……(怒)」 美「……ぎゃぁーー! 翔先輩助けてぇーーー!!」 美桜ちゃんは先生に掴まれながらジタバタと抵抗したが先生に引っ張られて行った 篠「二宮君……あなたも来なさい」 翔「えっ、俺も!!?(汗)」 驚いた俺は先生の言うことを拒否しようとしたが、先生の鋭い目を見ると出来なかった 翔(俺関係ないのに……)
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