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夕「お粥はテーブルに置いといてくれる?」
翔「りょーかい」
翔はそう言うと、テーブルにお粥とお水を置いてくれた
翔「あっ、ちょっと横になって待ってろ」
翔は何かを思い出したかのように私の家を出て行きすぐ戻ってきた
翔「ほら、冷えピタやるよ(笑)」
夕「う、うん」
私はお礼を言って受け取り、おでこに貼ろうとしたが前髪が邪魔で上手く貼れなかった
それに気付いた翔はクスッと笑って私の前髪を避けて、しっかり貼り直してくれた
夕「あ、ありがと……」
翔「気にすんな、俺はこれからバイトに行かないといけないから家にいないからな?
困ったら陸に……てか、陸呼ぶか?」
翔はポケットからケータイを出してそう言ったが、私は風邪を移したら申し訳ないと思い顔を横に振った
翔「そっか……まぁ、何か買ってきてほしい物があったらメールしといて!
じゃあ、またな」
夕「あっ、ちょっ…………行っちゃった」
風邪を引いている私の声がいつもよりも小さかったからか、翔は私の言葉に気付かず家を出て行ってしまった
夕(…………もう)
私はそう言いながら、今朝陸から来たメールを確認した
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From 天野 陸
件名 クラス発表
俺と結衣さんは1組
夕紀とニノは3組
後のみんなは5組だった
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夕(よろしくねって言おうとしたのに…………)
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