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チュンチュン……チュンチュンチュン
翔「ゆーう!朝だよーー!!」
優「ん~~んっ!
後5分…………」
優は俺が肩を揺らして起こそうとしたが、それを退かしてまた布団の中に潜ってしまった
翔「全く……もう5回目だよ?
そう言ったの」
俺く首の裏を掻いて困っていると、布団の中でモゾモゾと優が動いてヒョコッと顔だけ出した
優「私……いつ寝たの?」
翔「俺がお風呂に入っている間にカーペットの上で寝てたよ(笑)
それより早く起きなきゃ!3年になって2日目で遅刻しちゃうよ?」
俺はそう言って手を差し伸べたが、優はまた布団の中に潜ってしまった
翔「もぉ~~……どうしたのさ?」
優「だってぇ……翔がいないクラスなんて何も楽しいことないんだもん」
布団に入りながら愚痴を表す優
翔「優……」
優「みんなが集まっても……翔がいないとやだぁ」
言葉を発する度に布団の中に入りながら体を丸める優
そんな優に何て言えばよいか分からず困っていると………
優「ーーーーる」ボソッ
優が小さい声で何かを口にした
翔「えっ、何?」
聞こえなかったのでもう1度聞き返すと、優はバサッと起きて俺に言った
優「だからぁ!
またこうして一緒に暮らしてくれれば頑張るって言ったのぉ!!」
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