~桜央3年~

3/26
298人が本棚に入れています
本棚に追加
/405ページ
数十分前…… 優「えっほ、えっほ、えっほ……」 翔「優、重くない?大丈夫?」 俺と優は静に頼まれてステージに飾る大きな花を運んでいた 優「うん!平気(笑)」 優はニコッと笑顔で返してくれたので、俺も笑みを浮かべた そして1年生が何人かいる昇降口の方を通った時に、1年生がザワザワとして俺たちを見る 何でかは分からないが…… ?「すいません!!」 俺の所に数人の女の子が来た 翔「はい?どうかしたの?」 ?「え、えっと……に、二宮先輩ですよね?」 少し顔を赤くしながら女の子が俺に聞く 翔「えっ、そうだけ「きゃぁーー!!本物だぁーー!!!」 俺の言葉を遮って女の子たちが騒ぐ それと同時にみんなこちらを向く 翔「えっ?……えっ?」 訳が分からず混乱している俺は優に助けを求めようと優を見ると…… 優「…………」 優はかなり怒った表情でこちらを見ているので、ヤバいと思った俺は 翔「じゃ、じゃあまた今度ね!」 そう言って前を歩き出した それと同じく優も前を歩く すると今度は…… ?「なぁ!」 男の声が聞こえたので振り向いて見ると、男子2人がこちらに来て優の前に立った 優「わ、私?」 相手は1年生と言えど、身長が高い相手に動揺する優 ?「何組?」 優「えっ?……まだ分からない」 ?「何言ってんだよ、昇降口の前にクラス貼り出されてただろ? そもそも………… 何で1年が花運びなんてやらされてんの?」
/405ページ

最初のコメントを投稿しよう!