~恋風が吹く場所~

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慧「舞姫ちゃん、ごめんなさいは?」 舞「ご、ごめんなはい……」 慧「聞こえないし、間違ってるよね?」 舞「ふいません……」 慧「はい?」 翔(慧怖っ…………) 舞姫は今の今までかなり怒っていたし、慧に一歩も引いていなかったが 慧に両頬を掴まれてしまってからは、慧がただただ鬼にしか見えなかった 舞「うっ…………」 舞姫は頬がかなり痛いのか、少しだけ泣き目になっていた それを見た俺は勇気を振り絞って慧を止めようとした 翔「あの……慧さん? もういいんじゃないですか? 舞姫も反省してますし……なぁ?」 俺がそう聞くと、舞姫は頬を掴まれたまま コクコクと頭を縦に振った 慧「ん~……まぁいっか! 今日はこれくらいで(笑)」 翔修(今日は?) この時、俺と修司が同じことを思っているなんて気付くはずもなかった そして頬を離してもらえた舞姫はすぐに俺の隣に来て腕にくっついてきた 翔「大丈夫だった?」 舞「…………」ブンブン 舞姫は顔を横に振っていた
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