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拓「バカヤロォ!!」
バキッ!!!
翔「ぐっ!」
俺は拓に殴りかかろうとしたが、カウンターをくらい後ろへ倒れてしまった
拓「ニノ……ニノ!!」
倒れてる俺の胸ぐらを掴んで、拓は続けた
拓「確かにお前が進んだ道も間違いじゃねぇよ!
優香ちゃんのために他の道で頑張ろうと思えるのも悪くねぇよ!
そしてお前が前の幼なじみを好きになっても正しくないとは言わねぇよ!
でも今の道は二宮 翔が選ぶ道じゃねぇんだよ!!
俺や明日香が知ってるニノはなぁ!
絶対に逃げたりしねぇんだよ!!」
静「それとなニノ……」
静も俺たちの隣に来て続けた
静「俺や麻由が知ってる二宮 翔は
どんな状況でも人に優先順位をつけて行動することを納得なんてしねぇんだよ……
柏葉離してこれでよかったんだって思ってるのは俺が知るニノじゃねぇんだよ」
翔「………………」
黙ったままでコートに横になっている俺の胸ぐらを離して、拓は起き上がらせるために手を出した
拓「もう優香ちゃんを失わせてしまった自分を責めるな……
後悔して逃げるくらいなら…………
帰ってこい」
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