~恋風が吹く場所~

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翔「……俺は「翔ぉ!」 俺の言葉を遮ってコートに舞姫が入ってきた 舞「大丈夫!? 頬赤いよ!?」 翔「大丈夫だよ、心配すんな」 俺がゆっくり立ち上がると、舞姫はキッとした目付きで拓の前に立った 舞「暴力振るのはやめて…… あなたはそんなことしに来たの?」 拓「……違うけど「だったら何で翔がケガしてるの!?」 舞姫は泣き声のまま拓に続けた 舞「翔が大切な友達だって言うから、どんな優しくて温かい人たちなんだろうって思ったけど、やっぱり違ってた! お願いだからこれ以上翔を苦しめないで! 分からないの?あなたたちといるのが辛くて翔はこっちに来たんだよ!?」 翔「舞姫…………」 舞姫は俺の手を掴んで言った 舞「もうあなたたちに翔は任せられないよ…… もうここには来ないで」 舞姫はそう言い残すと、コートを出て俺の家まで俺を引っ張っていった 翔「舞姫……ごめんな」 舞「ううん…… でも………… 翔はここにいてね?」 舞姫はポロッと涙を流してそう言った そんな舞姫を見て俺は期待に応えようと思った 舞姫の望むことをして……舞姫の笑顔を保とうとした
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