~当たり前の大切さ~

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舞「持って帰ってきちゃった……」 夜になり、私は家に帰った そしてベッドの上で女の子座りをしている私の前にあるのは…… 1枚の手紙 綺麗に置かれた手紙の表面には、達筆な字で『翔へ』と書かれていた この2文字で分かる 誰が書いた手紙なのか…… 舞「夕紀ちゃん…… ごめんね?」 なぜ持って帰ってしまったのかは自分でも分からない この手紙が目に入った私は無意識のうちにそれをポケットにしまいこんでいた 舞(見ちゃおっかな…… でも翔に書いた手紙だし……私が見るのは……でも…………) 私はそんな迷いをしていたが、本音は見たかった 見たくて見たくて仕方なかった そんな誘惑に勝てなかった私は…… 恐る恐る手紙に手を伸ばしていた
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