~当たり前の大切さ~

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舞「…………」 私はかなり揺らいだ 舞(何でだろう…… これを翔に見せたら、いなくなっちゃう気がする……) そう思った私は勢いよく自分の机の中に手紙をしまった これは翔に見せちゃだめだ 帰ってきてくれたのに…… また翔を離すことになっちゃう その思いが私をこの行動に移させた すると…… プルルルルル、プルルルルル ケータイが鳴った ガチャ 舞「はい」 慧「あっ、舞姫?私」 慧からの電話だった 舞「どうしたの、慧…」 慧「うん……あのね……その………… ニノのことなんだけどさ……」 慧はどこか言いづらそうにしながら続けた 慧「このままで……いいのかな?」 舞「……どういう意味?」 慧「舞姫だって思わなかった? あの写真に写っている翔…… すごい楽しそうだったよ?」 舞「……今だって楽しそうだよ?」 慧「そうかもしれないけど…… 私たちが前の学校の人たちがニノを幸せに出来ないって思っていたのは、決めつけていた部分が「ないよそんな部分」 ブチッ! 私はそう言い放って電話を切った 舞「だめだよ……絶対だめだよ翔………」
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