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優「…………翔も変だなって思ってたんだ」
翔「うん、麻由は前と変わらないんだけど
静が前よりも麻由に素っ気ない気がしてさ」
どうやら違和感を感じ取ったのは俺だけではなかった
口には出さないが優も同じことを思っていたんだ
優「しかも静君……最近笑ってなくない?」
翔「生徒会の仕事がそんなに忙しいのかな?
……俺らで力になってやれることないのかな?」
俺がそう言うと優はう~んと考え込んだ
優「……この1週間では会えないからあれだけど
交流学生期間が終わったら静君と麻由に聞いてみようよ!」
翔「そうだな!その時はよろしく頼むね(笑)」
優「りょーかいしました(笑)」
優はモゾモゾと布団の中から手を出して敬礼した
優「……それで!もう1つ話があるんでしょ?」
翔「うん、それは……
………華のことなんだ」
俺は脳裏に華のことを思い浮かべながら続けた
翔「華とバイトで一緒にいる時にたまに元気がなくなるんだ
それで2年の時から店長に助けてやってくれって言われてるんだけど、どうしたらいいか分からなくてさ
だからこの1週間で俺と一緒に華の問題を解決してほしいんだけど……いいかな?」
優「そうなの?
私の前ではそうは感じられなかったけど……」
優は驚いた顔で俺を見る
翔「俺と店長の勘違いかもしれないんだけどさ……何かあるんなら助けてやりたいじゃん?」
優「…………
ふん!!!」
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