~思想相愛ペア……崩壊~

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翔「は、華!!」 俺はビンタされた勢いで倒れる華を支えた 翔「お前何すんだよ!!」 ?「はぁ?部外者は引っ込んでろよ」 その男は鋭い目付きで俺を睨む 俺も華を守るようにして華とその男の間に立った 華「ニノありがと……でも退いて?」 翔「華?」 俺は華がこんなことを言うとは思わずびっくりした顔で華を見る 華は俺を避けて男の前に立つ 華「泰樹……お願いだからニノや桜央の3人には手を出さないで 友達なの」 どうやら華をビンタした男は泰樹というらしい 泰「お前が友達ねぇ……」 その男がどこか華をバカにするような感じで言うので、俺はそれに我慢出来なかった 翔「お前華の何なんだよ?」 泰「ふん……逆に聞くがお前は華の何なんだ?」 翔「何って友達だよ!!」 俺が強い口調で言うとそいつは高笑いして俺に言った 泰「俺は華の彼氏なんだぞ? 友達ごときが俺たちの仲に横から口出してんじゃねぇよ(笑)」 翔「か、彼氏?」 俺は真意が知りたくて華を見ると、 華は下を向いていた 翔「彼氏が彼女の頬にビンタすんのかよ…」 泰「お前にはお前の彼女との付き合い方があるように、俺にも俺の付き合い方がある お前に説教される覚えはない」 泰樹は後ろを振り向き『華行くぞ』と声を掛けて教室を出て行った 華「…………ごめん」ボソッ 華は小さい声でそう言うと泰樹についていってしまった 翔「な、何なんだよ…………」
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