298人が本棚に入れています
本棚に追加
結「にーの君!」
翔「…………」
優「…………おりゃ!」
バシッ!!
翔「いってぇ!
何すんだよ優!?」
俺たちは帰りの電車に揺られながら帰っていた
そしていきなり優に頭を叩かれてしまった
優「結衣が呼んでるのに無視するからでしょ?
私は悪くないもん!!」
翔「えっ、そうなの?
ごめんね結衣、何?」
俺は優から結衣に視線を移して聞く
結「いや、具体的に何をするとは決まってんのかなって思て……」
翔「う~ん、まだ決まってはいないけど
明日泰樹と孝彦に話をつけるよ」
優「それ大丈夫?
ケガしたりしないよね?」
優は心配そうにして俺の服をギュッと掴む
そんな優に微笑みながら俺は優の頭を撫でた
翔「大丈夫、もうケガしないって約束だったからな(笑)」
結「それにしても……華ちゃんがあんなことになってるなんてな
あんま話したことないけど、心配やわ」
翔「……今思えば不思議かも
どうして華が地元の東梅川ではなくて桜央でバイトしてるのか……」
そんなことを口にすると、ふと俺も華も今日バイトが入っていることを思い出した
翔「こりゃ聞くしかないか……」
最初のコメントを投稿しよう!