~思想相愛ペア……崩壊~

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翔優華「…………」 俺たちはカーペットが敷かれている部屋で正方形の形をしたテーブル3ヶ所で囲んでいる 優「華……話してくれないかな? どうして……笑顔じゃないの?」 翔「…………」 華「…………ごめん、話せない」 華は震えた声をポツリと出し、下を向いていた 翔「それは……話したら殴られるから?」 俺の問いに顔を横に振る華 優「じゃあどうして? 私たち……友達じゃん」 華「友達だからだよ」 華は泣きそうな顔をして頭を上げて、俺たちの顔を見ながら続けた 華「私が殴られたり……ヤラれるのはいい でも2人や結衣ちゃんに何かあったら私………… 死にたくなる」 優「ヤラれるってつまり……その……」 優は言葉を詰まらせたが、華は察したのか頭を縦に振った 翔「……守ってやるよ俺たちが だから……そんな顔して1人で耐えんなよ 華には無邪気な笑顔しか似合わねぇんだから(笑)」 優「翔ぉ! 私は!?私はどんな顔が似合う!?」 優はいきなり俺の背中に回って抱きつきながら言ってきた 翔「今はいいだろ?華の話してんだから」 優「やぁーだぁー!嫉妬するもん!!」 翔「こ、こら! だからって目隠しすな!!(汗)」 真剣な話をしようとしているのに優がふざけ出したので、中々話が出来なかった でも華の表情はさっきよりもぎこちないが笑みが増えたように見えた
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