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プルルルル、プルルルル
ガチャ
華「もしもし…………泰樹?」
泰「………………うん」
私は孝彦にあの話を聞いた後、家に帰って泰樹に電話を掛けた
恨みや憎しみなんて感情は……今の私にはない
華「泰樹…………パパ、泰樹のこと思い出すといいね(笑)」
私は嬉しそうに話すと、泰樹は電話越しにすすり泣きをし始めた
華「泰樹に涙は似合わないよ?」
泰「俺を…………恨んでないの?
俺は父さんを救うために華を………売ったんだ」
華「…………恨む訳ないでしょ?
泰樹は当然のことをしたまでだよ?
夜な夜なバイトで必死にお金稼いだり、色んな方法で一生懸命お金を稼いだ泰樹の目的はパパを助けるためでしょ?
私が泰樹でも…………同じことをしたと思う」
泰「でも……でも俺は「泰樹!」
私は泰樹の言葉を遮って続けた
華「そんなに謝罪したいなら1つ……お願いがあるんだけど」
私はそう言って、泰樹にあることをお願いした
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