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「おい健次!そろそろプラネットモードにならねえと、俺たちの地球が危ないぜ?」
そう言ったのは、茶色のぼさぼさヘアー、大輝。
彼は人並みの身長に人並みの顔、人並みの手足を持っている。
こんな彼が、この物語の主人公だと聞いて読者諸君はがっかりするだろうが、まあ気にしないでほしい。
「知るかよそんなこと!今は地球より、俺たちの身の安全が優先だろう。こんな訳の分からない力を持った奴と、どう戦えってんだ!?」
そう、大輝の言葉に逆ギレしたのは金髪オールバックの、健次。
彼は人並みとは言えない、少しばかり整った顔立ちと、どこをどうしたらこんなにつやつやになるのかと思わせる黒髪に、何のつもりかは知らないが、金色のフレームの眼鏡をかけていた。
読者諸君よ、これが人並みの主人公の親友だと聞いて、意外に思わないでほしい。
彼だって好きで金色のフレームの眼鏡をかけている訳ではないのだから。
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