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D「まずは役割分担」
A「そういうこと。ナイス指示だ、D。……ということで、俺が怪盗グループのリーダー役をする」
B「じゃあ、おれが怪盗グループの手下役だな」
C「オレも、怪盗の手下役をする!」
B「A。怪盗役が3人もいて、大丈夫なのか?」
C「えぇっ! 今回もダメなの……?」
A「別に、ダメではないが……」
B「だが、同じ役が二人だと、ややこしくないか?」
A「そうだな~。じゃあ、Bは手下の中で、金庫などの鍵を閉めたり開けたりする役にしたらどうだ?」
B「怪盗なら金庫の鍵は、開けることはあっても閉めることはほとんどないと思うんだが…………まぁ、了解だ」
A「それでCは、金庫までの順路や逃走経路、あとは逃げるための乗り物などを準備する役でどうだ?」
C「それなら文句ないよ」
A「それで、Dの役だけど」
B「さすがに、四人が同じような役は、ちょっとな……」
D「……画面で罠や人の動きがわかる映像を見ながら、無線で基地から指示を出す役をする」
A「おぉ、D。いつも空気が読めるな、さすが!」
D「――――なにせ、僕は空気を読むのが世界一だからねぇ。あっはっはっはっ…………」
B「D。ノリに乗るのはいいが、キャラが壊れてるからな」
D「はっはっ――――おっと」
B「それですぐにキャラを戻せるのも驚きだ」
A「まぁ、Dはいろいろと万能だしな」
D「Bと違って」
B「D、なぜいま唐突におれと比べた」
A「B。別にいいじゃないか。それより、Dはこの役でいいのか?」
D「これ以上侵入役が増えても仕方ない。それに、こういう役の方が僕好み」
A「それならいいか。じゃあ、役割分担も決まったところで、『怪盗ゴッコ』を始めようぜ」
一同 「「「「了解!」」」」
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