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専門学校時代のバイト先で知り合った、唯一友達と呼べる男。トオル。
モデル仲間で、初めて一緒に撮影した時から、異性を感じさせず、誰とでもすぐに仲良くなれるタイプの人。
彼女がいないのか、遊びに誘うと必ず参加する。
トオルが連れてくる友達は、皆さん女に不自由してないらしく、ややこしい関係にはならないのが、一番遊びに誘う理由。
卒業した後は、本格的にモデルをし始め、その甘いルックスと申し分ないスタイル。その上、会話術に長けており雑誌やバラエティー番組にまで引っ張りだこの人気モデルとなった。
麻菜が始めたショップには、同級生の女の子達が10人、バイトとして働いて貰っている。
そこで話題になるのがトオルの話だった。
友「ねぇ、麻菜。今だから聞くんだけどさぁ、トオルとは付き合ってなかったの?
凄く仲良かったよね?」
『付き合ってないよー。
だって友達だもん。
それに、私はトオルのタイプじゃないらしいよ?』
友「でも今も連絡取り合ってるんでしょ?
うちらはメアドすら知らないし。」
『まぁね。だけどメールだけだよ?
あっ!お店のオープンの日は花束持って来てくれるって言ってたよー?
皆と会えるの楽しみだって!』
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