北川智也

2/25
前へ
/27ページ
次へ
オレの名前は北川智也。 社会人2年目。 先輩社員からいろいろ教えてもらい、なんとかひとりで仕事が出来るようになってきた。 後輩社員も入ってきたし今まで以上にしっかりしなくちゃな。 「ともー、ランチ行こうよ☆」 「おう、葵。もうすぐ終わるから待ってて」 社会人になってすぐに彼女が出来た。 彼女の名前は葵。 就職して同じ職場に配属されて、オレが一目惚れ。 自慢では全くないけれど、学生時代から女には不自由しなかった。 そもそも自分から告白したことがなかった。 告白されて、好きではないけれど嫌いじゃないから付き合う。 そしていつも最後は"ともは私の事ホントにすきなの?"って言われる。 "嫌いじゃないよ" って言ったらみんな離れていった。 そしてまた告白されての繰り返し。 そんなオレにこいつじゃなきゃダメだって思わせたのが葵だった。
/27ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加