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「私の方が速いに決まってるわ。」
勝ち誇ったようなに微笑む少女。
「王国最強と吟われる私の実力を見せてあげましょう。」
パールヴァティが走りがなら腰の刀剣を抜く。
「いざッ!!」
パールヴァティが砂煙をあげたかと思う瞬間、敵のアルタイル達に向かって走り出した。
パールヴァティが二機のアルタイルの横をすり抜ける。
二機のアルタイルが慌てて振り返る時には胴と腰が切り離されていた。
『何ッ!?』
『強すぎる!』
パールヴァティが敵機から漏れる拡声器の音を拾う。
「動揺してますね。」
仲間の機体が瞬殺されたのを見て他の機体に戦慄が走る。
『よくも同士をッ!!』
パールヴァティの後ろからアルタイル一機が襲いかかろうと一歩前に踏み出すと同時にパールヴァティが後ろに下がった。
アルタイルの背中から刀剣の刃が貫き出た。
『三機撃破しましたわ。』
機内設定から切り替え拡声器から敵に聞こえるよう言う。
『き、貴様ッ!!』
…………チン
憤る敵の前に刀剣を鞘に納めた。
『剣の錆びにもなりませんわ。』
『まったく、隊長はお転婆ですね。』
『ッ!?』
機内通信機から聞き慣れた男の声。
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