もふ日和

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 始めの頃は、うすぼんやりとした形をして、ぽやぽやと宙に浮かんでいるだけでした。  もふたんは人の想いによってこの世に存在できる生き物です。だから、忘れられたり、いらないと思われたりすれば、消えてしまいます。  そのことを知った総司令官は、姿と名前を考え始めました。でも、たった一人の想いだけではぼんやりした光は消えてしまいそうです。  一生懸命、考えて総司令官はエブ軍所属の人にお願いしました。そのおかげで、不思議な生物もふたんが産まれたのです。
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