第1話

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「あはははは」 先輩たちの笑い声が聞こえてきた そしてパァ・・・と全体が明るくなった 「ごめんね・・・そんなに驚くとは思わなかったから 毎年の恒例行事なんだ 君たちも来年は驚かす側だよ」 純先輩がそう言った さっきとは全然違う明るさのお化け屋敷の掃除を再開する すると小さな指輪が落ちていた 誰かの落し物かな・・・ 落し物ボックスに入れるために指輪を拾おうとした大和は 純先輩に止められた 「その指輪は拾っちゃダメ 呪われちゃうからね・・・」 何故か悲しそうな顔をした純先輩・・・ どうしたのだろう・・・ 大和は指輪を拾わずに拭き掃除に取り掛かった このやり取りを見ていた圭介は悪ふざけで指輪を拾ってしまった
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