ナイトメア中の不運

5/22
1209人が本棚に入れています
本棚に追加
/24ページ
私は真崎をキッと睨み付けた。 「あのおばさん集団を追い払ってくれ。今はあの化け物共を視界に入れたくないのだ」 「……化け物って……佐伯、なんかあったのか?」 「……かなさんに振られた」 「そ、そうか……」 真崎は私から目を逸らすとおばさん集団向けて歩き出す。 「……あ、あの。すみませんが佐伯と話したいんであっちに行ってもらえませんか?」 おばさん集団の目付きが変わる。 「真崎さんのお願いやったらええわ。佐伯さんやったら却下やけどな」 「そそっ、うちの会社の目の包容やしな。佐伯さんに襲われたらあかんで」 クソッ、相変わらず失礼なおばさん集団め! 私が真崎を襲う? あり得んぞ! クソッ、クソッ、クソッ!! 私を勝手にホモに仕立てあげよって。 今に見てろ。 仕返ししてやるからな。 ふふふ……。
/24ページ

最初のコメントを投稿しよう!