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私は真崎をキッと睨み付けた。
「あのおばさん集団を追い払ってくれ。今はあの化け物共を視界に入れたくないのだ」
「……化け物って……佐伯、なんかあったのか?」
「……かなさんに振られた」
「そ、そうか……」
真崎は私から目を逸らすとおばさん集団向けて歩き出す。
「……あ、あの。すみませんが佐伯と話したいんであっちに行ってもらえませんか?」
おばさん集団の目付きが変わる。
「真崎さんのお願いやったらええわ。佐伯さんやったら却下やけどな」
「そそっ、うちの会社の目の包容やしな。佐伯さんに襲われたらあかんで」
クソッ、相変わらず失礼なおばさん集団め!
私が真崎を襲う?
あり得んぞ!
クソッ、クソッ、クソッ!!
私を勝手にホモに仕立てあげよって。
今に見てろ。
仕返ししてやるからな。
ふふふ……。
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