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この空の下で~完全版です。
明日にはもう…この足が無くなってしまう…
ソックスを脱いで…自分の両足を見つめながら…
(15年間…私の為に歩いたり、走ってくれてありがとう!)
涙を流しながら右足の親指から一本ずつ順番に感触を確かめながら触り…自分の足にお礼を言った。
右足の次は左足を同じように指の一本ずつに15年間の労いを伝えてつぶやいた!
「15年間私の為にありがとう…ホントにありがとう…疲れたでしょう…痛かったよね…もう…ゆっくり休んで良いからね…」
私はね、大丈夫だから…心配しないでね…
詩織は両足に向かい感謝をした。
ホントにありがとう…
その言葉を聞いたお母さんと祖父母は涙が留まらなく流れて号泣した。
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