プロローグ

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         ウンザリする気持ちもあるが、少しだけこの異動が誇らしくもあった。  なぜなら、システム部へは各部署の若手エリートたちが集められていたからだ。  2年目では、恵ただ1人。 『まあ、どうせ、お茶汲み要因だけどね・・・』  はぁ、とため息を吐き出して、ドアを開ける。  その先に立っている女性が、待ち焦がれた人と  その時の恵はまだ気がついていなかった。
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