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「……聞いたからな?今さら取り消しとか無しだからな?」
「大丈夫です。取り消しませんよ。俺なんかが役立つならやってやります。問題児の三人なんかぶん殴ってでも静かにさせます。」
「悪い、もう少しお手柔らかに…と言いたいところだが静かにしてくれるならもっとやれ!!会長権限で許す!」
いや、そこは止めてくれ。冗談だから。
さすがに学園のアイドル殴れないから。
「…今日みたいな仕事しない日とかだったら、こういうのも全然いいんだけど、さすがに仕事中にこんな風は敵わないからな…」
「同感です。少なくとも五樹は空気読めないので仕事せずに騒ぎますよ。」
「あぁ…そんな感じする。葛西はわりと真面目なところは真面目だが、桜木、あいつはどうしてもダメだ。」
「もう雰囲気で伝わってきます。」
まだイバルモンキー!って騒いでる奴等を見る。
なにが楽しいのか分からない。
そしてまともだと思ってた畑間さんまで加わるとは思いもしなかった。
多分ストレスが相当たまっていたんだろうな。きっとそうだ。そうに違いない。
「そういえば山南。」
「なんです?」
「さっき、問題児が三人って言ってたけどあれは間違いだ。問題児は四人いる。」
……どういうことだ?
五樹、桜木さん、葛西さんの三人だろう。
まさか畑間さんのわけも無いしな。
聞き返すと、会長は無言で指を指した。
そこを見てみると、副会長の九十九さんがいた。
「……?」
「もうそろそろだと思う。」
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