大一声

4/8
前へ
/8ページ
次へ
火の玉 (2/2) 火の玉は20メートルぐらい後方に落ちた。 その瞬間、轟音と地響きと衝撃波が同時に襲いか かって来た。 車は木の葉のように空中に回転しながら舞い上 がった。 あたしは、時がスローモーションのように経過す るのを感じた。 (ああ……。 あたしは死ぬんだな) あたしの頭の中を、そんな思いがよぎった瞬間あ たしは意識を手放した。
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加