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キャットオブナインテイルに打たれながら、白光姫の身体は痛み以外の感覚が芽生え始めていた。
イッパイアッテナが、その変化を見逃さす筈もなく、更にキャットオブナインテイルを振るう。
「お坊ちゃん、まだ時間はたっぷりあるぜ」
そう言うと、キャットオブナインテイルを持つ手に力が入る。
それでも、声を上げず我慢する白光姫。
耐えながら白光姫は、憂いを帯びた瞳でイッパイアッテナを、じっと見つめ続ける。
その瞳をイッパイアッテナは、食い入るように見つめ返した。
仕事の依頼相手だが、イッパイアッテナは白光姫に、愛おしさを感じ始めていた。
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