第2話

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白光姫の行動パターンを調べ終わったイッパイアッテナは、素早く行動した。 誘拐当日は、晴れて蒸し暑い日だったが、イッパイアッテナは予定通りターゲットを待った。 白光姫は毎月、母親の月命日の墓参りを欠かさない。 その時は、ボディーガードは駐車場から先は付いて来ない。 調べたが白光姫が、一人きりになるのは、その時だけだった。 イッパイアッテナは、その時を狙って誘拐する予定だ。 計画通り、墓参りを終えた白光姫にイッパイアッテナがわざとぶつかり手を差し伸べる。 「あっ、すいません」 イッパイアッテナと白光姫の視線が絡み合う。 そのまま、イッパイアッテナは白光姫を気絶させ墓地から人目に付かず誘拐に成功した。
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