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「それは本名じゃないですよね」
しつこく名前を聞いてくる白光姫に、イッパイアッテナは苛立ち手に持ったナイフを見せた。
「お喋りは終わりだ」
ナイフを軽く白光姫の前でわざとらしく振る。
一瞬、白光姫の身体が強張る。
「あまり煩いと、こうだぜ」
イッパイアッテナが、服の釦をエッジで弾く。
釦が飛び開いた服の間から、ブラが見えた。
そのブラの真ん中を、エッジで切る。
「やはりな、男か」
ブラの中に入っていたパットを持ち、イッパイアッテナが言う。
「死んだ母は女の子が欲しかった。だから、女の子として育てられた」
白光姫は、イッパイアッテナから目をそらし苦々しく話した。
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