第1話

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ザーヴィスが頭を悩ましているのは他にいる10人程のエリート魔術師達がザーヴィスの質問に答えられない所ではなく 魔術の存在が世間に噂され始めている事だ。 基本的に魔術師や魔術の存在は世間から数歩離れた所に解離されていて、隠蔽された存在で無ければいけないのだ。 世間に魔術の存在が知れ渡る事は魔術の発展に繋がるため魔術師としては好都合。 だが世間に魔術が知れ渡ると 色んな思想の持ち主が魔術を用いて自分の世界を作ろうとする輩も出てくる。 なぜならそうして全世界を巻き込んだ十年戦争は起きてしまったのだから。 「居所はもういい。この今起きている問題についての有効策を誰か と、ザーヴィスが言い切る前に会議質のドアが爆発し ドアそのものがザーヴィスの背後の壁に突き刺さる。 立ち巻く埃煙がから大きな声が響いた。 「すいませえええええん!!!会議寝坊しちゃいましたあああああ!!!」
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