プロローグ

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オーマイガッ。 奴は突然、野太い声で叫んだ。 私はびっくりして大殿筋からもう一羽、小鳥を解き放った。 奴は唸り声を練りだしながら一層強い視線を私に浴びせてくる。 むむ。すごい迫力だ。 これは恐らく話の続きを早くしろというメッセージであろう。こんな輩と意見が合うのは不本意極まりないが、確かに話をとっとと進めて私の清廉潔白さを理解して貰わねばならない。そして犯人疑惑を解いてもらうのだ。
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