プロローグ

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どこまで話したでしょうか。そうそう、ココナちゃんとマロンちゃんに唾をつけておこうとしたのですよ。 しかし当時の学校側はとても閉鎖的で未熟でした。私の考えに理解を示さないばかりか、あまつさえ私を排除しようとしたのです。 それは具体的には、私を教師各人で持ち回り見張るという方法がとられました。 私はかなしい気持ちになりました。不愉快だとも感じました。 しかしだからと言って彼らに罵詈雑言を浴びせるようなことはしませんでした。当然です。強いて悪者をあげるとすれば、それは旧態依然とした日本の教育学であり、排他的な教育システムにこそ問題があると私は考えるからです。 そう、悪いのは彼らではないのです。
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