プロローグ

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裏路地へと誘導するようにしてその何者かを確認してやろう。 そう考えた私は自然を装って、人気のなさそうな路地裏へと入り込んだ。 路地裏は陽のあたる街道とはやはり違い、じめっとした陰湿な空気が漂っていた。 私はその空気を肺に思いっきり取り込んでその何者かの登場を待ち構えた。
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