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N国のT県に住むなにをやっても駄目な男佐々木康次。 会社の帰り道。
毎日同じことを思う。
「今日も会社で怒られたよ。」
長い帰り道。汗をかきながら家につく。
「ただいま」
「おかえりなさい。汗かいてて臭いからご飯より先にお風呂にはいってよね」
「…」
服をぬいでお風呂にはいる。
今日もつかれたな。とおもいながらのんびりつかっていると「ガス代もったいないから早くあがってよね。」
家に帰れば文句をいわれ会社にいれば怒られる
こんな人生はあきあきしてた。
ご飯を食べてる途中など
17歳の娘が「お父さん、お風呂入ったの?」
と聞かれ「入ったよ。さっぱりするぞぉ。」
いうと「私の先に入らないでよ。またお風呂洗わなきゃならないじゃない」
と言われる始末。
こんな人生は正直いやだった
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