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革靴にスーツ
胸元は軽く空き、ネクタイは締めているというより首に掛けている感じ、特徴としては漆黒の黒に深紅の赤が入っているトレンチコート。
「…おい」
今まで無言だった男が口を開く。
「は、はい!」
「お前、『死神』になってどれくらいだ?」
「は?」
「『死神』になってどれくらいになる?」
男の右目だけが赤く光る。
「ひっ!は、半年…です!」
「なるほど、だからまだ人間の部分が強いか…。」
「は…?」
「この、クサレボケがぁ!!」
赤目の男の右手は相手の頭を掴む。
「ヒィィィィ!!!」
「てめぇ!『死神』が脅しで金を巻き上げてんじゃねーよ!砕くぞ!!」
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