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そんなハンターさんでも予想していなかっただろう。
まさか、自分がインナー姿で砂海を駆ける船に乗る羽目になるとは。
その上、一文無しで身を守る武器すら無い。
せいぜいキックが出来る程度だった。
きっと、目から涙が止まらないのは砂海の砂が目に入ってしまったからだろう。
とは言え、嘆いていても現状は変わらない。ハンターさんはメンタルの強い子なので、すぐに切り替えて今後の予定を思考する。
生きていく上で、もっとも必要なものを頭に思い浮かべる。
そう、“お金”である。
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